脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上を目指すこどもプラスです。
様々な調査の結果から、規則正しい生活習慣は子どもの体力や運動能力、
学力にも大きく関係していることがわかっています。
学校生活では長い時間椅子に座って授業に取り組むのですから、
必然的に体力や姿勢維持に伴う筋力も必要になってきます。
食事や睡眠といった生活習慣を整え、適度に体を動かして
必要な基礎力をしっかりと身に付けておくことが大切です。
教育熱心がゆえに勉強だけに意識がいってしまうことがありますが、
運動が勉強に必要な力を育んでくれることを頭において
子ども達の持っている能力を最大限に引き伸ばしていきたいですね。
こどもプラスでは、幼児期の子どもの成長発達を促す運動あそび
「柳澤運動プログラム」を年齢や発達段階に合わせて提供しています。
今日はその運動あそびの中から「めだか走り」をご紹介します。
両腕を体の前にまっすぐ出して、手のひらを合わせた状態で
走ります。腕を固定した状態で走るのがめだか走りのポイントです。
通常私達が走る時には、体の左右で腕を振ることで
体の軸を安定させバランスをとって走っていますが、
このように腕を固定して走ることでバランスがとりにくくなり
バランスをとる力が向上します。
また、カーブで体を倒すことや障害物を避けながら走るのも上達します。
腕を前に出すことで背中が丸まりやすいですが、
背すじと腕をしっかり伸ばして走ることが大事です。
最初にしっかり見本を見せ、適度に声掛けをしながら行ってください。
慣れてきたら、両手をそのまま頭の上に上げて走ったり、
コースを作ってその中だけを走ってみたり、
指導者の指定した場所に集合するようにしたり、
子ども達の年齢や段階、その日の様子などによっても
遊びを変化・発展させながら提供してみてください。
アレンジ次第で育つ力はどんどん広がります。
また、運動量も全員一定に確保することができたり
運動会のかけっこの上達にもつながる遊びです。
ぜひ継続的に取り入れてみてください。
