脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上を目指すこどもプラスです。
私達の足裏にある「土踏まず」は、生まれつき備わっているものではなく
足の筋肉を使うことで形成が促され、本来は5~6歳でほとんどの
子どもに形成されるものです。
ところが、今の子ども達ではこの土踏まずの形成率が低くなっていて、
約半数の子ども達が土踏まずが未発達だといわれています。
土踏まずは立っている時のバランスを保ったり、
足の重心移動や蹴り出しで役立ったり、足裏への衝撃を和らげるための
クッションの役割も果たします。
土踏まずを発達させるためには、日常的に歩いたり走ったりして
足の筋肉を使うこと、足の指先をしっかり使えるように
できるだけ裸足での活動を増やすことが大切です。
こどもプラスでは運動あそびをできるだけ裸足で行なうことを
推奨し、足の指先や足裏をしっかり使えるようにしています。
私達が提供している柳沢運動プログラムから
「新幹線片足クマ」をご紹介します。
まず、片足クマ歩きは四つんばいから膝とお尻を上げたクマさんの
姿勢から片方の足を上に上げて、両手と片足の3本足で歩く動きです。
この片足クマ歩きがスムーズにできるようになったら、
新幹線のように速く進んでみてください。
片足クマでのポイントは、両手はしっかりパーに開いてつくこと、
顔を前に向けること、足は高く上げること、上げた足はまっすぐ
伸ばすことですが、これらを意識しながらさらに
速く進むとなると、とても難易度が高くなります。
最初から全てを完璧に行なおうとせず、どれか1つのポイントに絞って
上達を目指していきましょう。
そして、ポイントを意識しながらもある程度のスピードで
進めるようになってくると、全身の連動性や身体コントロール力が
十分に身についてきていることになるので、
さらにいろいろなアレンジで楽しく遊べるようになります。
片足クマの動きは全身をバランスよく育てることができるので、
ぜひ継続して取り入れ、子ども達の「動ける体」を作っていきましょう。
