脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上を目指すこどもプラスです。
繋合希求性って何???
先日、コミュニケーション能力に関する【他者理解力】について
お伝え致しました。
今回は、【繋合希求性(けいごうききゅうせい)】について
お伝えしたいと思います。
この言葉、初めて聞くという方も多いのではないでしょうか?
【繋合希求性】とは、
「人は常に誰かと繋がって安心を得たい存在である」
ということを意味しています。
簡単に言うと、人と繋がることを喜ぶ、喜べるという事です!
これも、コミュニケーション能力の発達には欠かせない要素の一つです。
現代ではこの繋合希求性も失われつつあるとされています。
「人と繋がることを喜べる」
これは人からの愛情や安心感を得られた経験があるからこそ、
芽生えることです。
平成18年度に実施された内閣府による「低年齢少年の生活と意識に
関する調査」では1日の親子の接触時間を調査しました。
そこでは、1日接触がほとんどないという父親は23.3%、
母親が3.8%という結果が出ています。
父親の結果だけ見ると、なんと4人に1人が子どもとの接触がほとんど無いのです。
この数値は増加傾向にあります。
平成12年の調査と比べると、父親が9.2%UP,母親が1.8%UPとなっています。
・お友達と一緒にいて楽しい
・好きな人と一緒にいたい
・みんなと一緒にいたい
これは生きていく上でも大切なことです。
これらが無いと
・自分だけいればいい
・ほかの人はいらない
・相手の気持ちなんで気にならない、気にしようとしない
と考えてしまうかもしれません。
相手と一緒にいて楽しいからこそ、相手を大切にしますし、
相手をわかろうとします。
傷つけようなんて思いませんし、仮に傷つけてしまった時には
傷つけた側も悲しい気持ちになり悔やむことができます。
いくら言葉で「お友達をいじめるのは悪いことだ」と言っても
相手と繋がることの嬉しさを知らない場合、意味を理解することは
難しいかもしれません。
やはり大切なのは親子のふれあいです!
特別なことはしません!
たくさんお子さんと触れ合ってあげてください!!!
