脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上を目指すこどもプラスです。
現代の子ども達は、自分で自分をコントロールすることができず、
キレやすかったり体を止めてじっとしていることが苦手
という子がとても多くなっています。
実は脳の司令塔と呼ばれている前頭前野という部分が体に
「ゴー」「ストップ」の指令を出すことで
体を動かしたり止めたりしていますが、
この指令を出す能力が低下している子どもや若者が増えています。
この能力を養うには体を動かすことが最も効果的です。
子どもなら遊びの要素を含んだ運動あそびが最適です。
こどもプラスで提供している柳澤運動プログラムから
「跳び箱の跳び下りタンバリン両手タッチ」をご紹介します。
1段の跳び箱と2つのタンバリンを用意します。
指導者が跳び箱の前に2つのタンバリンをかざし、子どもは
跳び箱の上からジャンプして、その2つのタンバリンをそれぞれの手で
同時にタッチしてから着地をします。
着地では足を揃えてピタっと止まれるようにしましょう。
タンバリンを出す位置が跳び箱から離れていたり、
2つのタンバリンが左右に離れすぎていると難しくなります。
タンバリンをタッチすることばかりに気をとられて
着地でバランスを崩してしまうことがあるので、
最初は跳び箱の近くで左右のタンバリンを近めにして行います。
この遊びでは、高所感覚やバランス感覚、全身のクッション性を養い、
複数のことに同時に意識を向ける力を育てることができます。
中には苦手でなかなかうまくできない子もいます。
高いところが苦手なのか、体幹が弱いのか、
跳びながら他のことの意識を向けるのが難しいのか、
個々の不足している力を見極めて、その部分をいろいろな遊びで
補っていけるようにしましょう。
