脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上を目指すこどもプラスです。
就学前の幼児期に屋外でたくさん遊んでいる子は・・・
先日、信濃毎日新聞で子どもの体力・運動能力調査の結果についての
記事が投稿されていました。
記事によると、2016年度体力・運動能力調査の結果では、幼児期の
外遊びの頻度が高い小学生ほど、現在でも運動習慣が身に付いていて
体力テストの合計点が高い傾向にあったとしています。
体力テストの項目は
・握力(kg)
・上体起こし(回)
・長座体前屈(cm)
・反復横跳び(点)
・20mシャトルラン(折り返し回数)
・50m走(秒)
・立ち幅跳び(cm)
・ソフトボール投げ(m)
以上の8種目です。
これは、運動能力の結果を出しているものですが、子ども達の総合的な
発達も見ることが出来ます。
一般的に、日常生活で必要な握力は16kg以上とされています。
16kgあれば基本的な生活動作は行えるということだそうです。
そして握力が16kg程になるのが、10歳頃です。※平均で
脳も10歳頃には100%まで神経系の発達が進むことから、
「身体が出来上がる=脳がしっかり成長できている」ということなのだと考えます。
また、上体起こしであれば、姿勢保持に必要な体幹部の強さ、
首から腰、足の連動性を見ることが出来ます。
ソフトボール投げでは、正中線の獲得、身体の協調性を見れます。
幼児期に上記の8種目だけを行なえばいいかというとそれは違うかと思います。
あくまでも遊びの中で、走ったり投げたり跳んだり握ったりを
たっぷり経験できる環境を大人が設定してあげることが必要だと思います。
大人は設定係、黒子役です。
幼児期からの運動習慣づけに必要なのはズバリ「楽しさ・面白さ」です。
そのために運動遊びにストーリーをつけたり、大人がオーバーに演じたり、
褒めたり、時には一緒にふざけてみたりする必要があると思います!
是非、楽しい運動遊びで幼児期からの運動遊びの習慣を身に付けて
もらえるように促していきましょう!!
※資料 信濃毎日新聞,「幼児期 外でよく遊ぶ子は…」,2017年10月9日,1
