脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上を目指すこどもプラスです。
「小1プロブレム」という言葉がありますが、近年は少子化や
核家族化、地域社会とのつながりの希薄化などから、
子ども達が人と関わりを持つ機会が少なくなってしまっています。
小さい頃からそうした環境で育っている子ども達は
小学校入学までの間に、集団生活の中で必要な社会性や
基本的な生活習慣などが身についていないことが多くなります。
そのため、小学校に入っても集団生活になかなか馴染めなかったり、
友達との関係がうまくいかなかったり、授業中におしゃべりをせずに
大人しくすわっていることができないといったことが起こります。
こうしたことを防ぐために、就学前に基本的な生活習慣を身に付け、
できるだけ多くの人と関わりを持てるように、周囲の大人が
促すことが必要といえます。
こどもプラスが提供している柳澤運動プログラムは、
子ども達の体力や運動能力の向上だけでなく、社会の中で生きていくのに
必要な社会性の発達も、遊びながら効果的に促していくことができます。
今日はそのプログラムの中から、「カンガルーが転んだ」をご紹介します。
「だるまさんが転んだ」を、両足をくっつけてジャンプする
カンガルージャンプで行います。
遊びの最初から最後まで走らず、カンガルージャンプを維持することが
ポイントなので、途中で走ってしまわないように約束し、
必要に応じてハンカチや紙などを膝の間に挟んで行なうと良いです。
慣れてきたら、足音を立てない静かなジャンプでできるようにしましょう。
鬼の「カンガルーがころんだ」の声に合わせて、動く、止まるを
繰り返すので、静と動のメリハリが身につき、リズム感なども養われます。
また、人のタイミングに合わせて動くことは脳に良い刺激を与え、
感情のコントロール力を身に付けることにもつながるので、
とてもおすすめの遊びです。
飽きてしまわないように他の動物の動きで行なってみたり、
止まるときのポーズを考えてみたりしながら、楽しく遊べる工夫をして
繰り返し遊んでみてください。