脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上を目指すこどもプラスです。
運動が集中力や記憶力を高めるということは、
最近では広く知られるようになりましたが、
体を動かして筋肉を動かすと、末梢から頭の中枢に刺激が入ります。
前頭前野の背外側部と言われている部分で、
運動をするとここが集中できる状態になります。
この時の運動の強度は、少し速く歩くか、とてもゆっくり走る程度の
軽い運動で十分です。
軽い運動を10分程度行なうと、落ち着きを持つことができ、
集中力が増して記憶力が良くなります。
それによって学習効率が上がるので、
ぜひ、運動と学習の組み合わせを意識していってほしいと思います。
今日は、こどもプラスが提供している柳澤運動プログラムの
中から「ポイントジャンプ」をご紹介します。
A4サイズのマットやダンボールなどを滑らないようにして
複数用意し、間隔を空けて床に飛び石のように配置します。
まずはこの上を両足を閉じたジャンプで渡っていきます。
ポイント同士の間隔をランダムにすることで、
ジャンプの度に頭の中で動きのシュミレーションが行なわれ、
跳ぶ距離や力の入れ具合を瞬時に計算することが必要になり、
空間認知力が向上します。
また、どの道順でジャンプしていけば速く渡れるかや、
着地でどんな体勢をとればスムーズに連続ジャンプができるかなど
様々なことを考えることで、先を読んで動く力も育ちます。
慣れてきたらポイントに複数の色をつけて、
あ「青と黄色は乗っても良いけど、赤は爆弾だから乗ってはダメ」と
乗って良い色といけない色を指定したり、
「赤と青を交互に」「赤→黄色→青の順番で」「赤を3回の後、青を2回」
など少しずつ複雑に色の指示を出しながら遊んでいきます。
指示の難易度を上げるだけでなく、着地で音を立てないことや、
一定のリズムでジャンプしていくことなども意識しながら
できるようにし、少しずつレベルアップを目指していきましょう。
