脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上を目指すこどもプラスです。
シーソーは長野県でも撤去が進んでいる遊具の1つです。
今、公園で見かけるのは太いバネの上に動物の形をした
乗る場所があって、1人で乗って左右前後に揺れる遊具が
主流となってきているように感じます。
シーソーを楽しむためには、まずは相手(友達)が必要です。
相手がいることで自然と遊びの中でコミュニケーション・
アイコンタクトを取れ、コミュニケーション能力の向上につながっていきます!
そして相手と交互にタイミングよく跳ぶことを
繰り返すことで遊びが成立します。
この時、脳の中では相手の位置に合わせて自分が次、跳ぶのか
着地の用意をするのか予測し判断することや、
着地と同時にテンポよく相手に合わせジャンプ・
上がっている時の姿勢保持のための筋緊張などを決定します。
相手に合わせるということは自分のしたいこと、気持ちに
ブレーキ(抑制)をかけていることになります。
そして相手をよく見て合わせることが、相手を思いやる・
共感することにつながります。
これは、
・自分の行動を抑制する前頭前野眼窩皮質
・相手に共感したり、合わせようとするときには前帯状皮質
この2つが発達していくことが考えられます!
そのほかにも前庭覚刺激も入るためバランス力・視覚機能・
自律神経の調整などの向上にもつながります。
現在あまり見ることが無くなった固定遊具ですが
是非、宝探しの感覚で、シーソーのある公園を見つけ
お子さんと楽しく遊び、脳の発育発達につなげてもらえればと思っています!

