脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上を目指すこどもプラスです。
1歳や2歳頃の小さい子どもは、自分の体のボディイメージが弱いので
足の先がどこまであるか、肩幅がどのくらいかなどが
目に見えないとわかりにくく、
よく物につまづいたりぶつかったりします。
成長と共にこの能力は養われてきますが、
今の子ども達の中にはこのボディイメージができにくい
子ども達がとてもたくさんいます。
ボディイメージを高めるためには、
手の先、足の先まで意識して動かすことを
日常的に取り入れていくのが効果的です。
柳澤運動プログラムの「カップタッチワニ」をご紹介します。
まず床に複数の色のカップを間を空けて並べておきます。
子ども達は床にうつ伏せになり、胸までしっかりつけたら、
両手はバンザイのように前に出します。
そして、両手を交互に前に出して体を引き寄せるようにして進み、
好きな色のカップをタッチしていきます。
最初は手の力だけは進みにくいので、
足も開いて指先で地面を蹴るようにして進みます。
この時、目に見えない足の先までしっかり意識するようにします。
2回目からは、タッチするカップの色を指定します。
「いちごの色」「赤と黄色だけ」「先生の服と同じ色」
「黄色→赤→青の順番で」「青以外」など
いろいろな言い方で指示を出し、語彙力やイメージ力、
記憶力なども刺激していきましょう。
ワニさんなので、えさを食べに行くという設定もおすすめです。
子ども達が興味を持って自主的に取り組めるように、
導入やストーリー設定なども工夫してみてください。
