脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上を目指すこどもプラスです。
脳神経や体の発達が著しい、小学校に入学する前の幼児期に、
日常生活ではしないような多様な動きを経験しておくことが
子どものその後の成長においてとても重要です。
今の時代の子ども達は、生活の中でも車での移動が多かったり、
友達と遊びにいくことが少なかったり、
家でもお手伝いをすることが減っているので、
1日の運動量も足りず、お手伝いなどで身に付く手先の器用さなども
育ちにくく、なかなか経験値が上がっていきません。
運動あそびではそのような部分を補っていく役割もあります。
体を動かすことは、脳を動かすことにつながります。
ぜひ体も脳もたくさん使っていってほしいと思います。
柳澤運動プログラムの「反復カップタッチクマ」をご紹介します。
床に3本の線を引いて、その線をまたぎながら行なう、
クマさんでの反復横跳びをまずは練習しておきます。
それができたら、外側の線の両側に複数の色のカップを並べ、
反復横跳びのクマさんでカップをタッチしていきます。
タッチするのは、指定された色だけにします。
姿勢はクマさんですが、前に進むのではなく横への動きになるので、
いつもと違った筋肉を刺激することができます。
反復横跳びの動きは苦手としている子も多いので、
苦手な子には前で一緒に動いてあげるとやりやすくなります。
また、慣れるまではタッチするカップを1回1回目で確認して
動いていくと思いますが、慣れてきたらスタートの前に
全体を見渡して、タッチするカップの位置をだいたい把握し、
頭の中で地図を描いてからできると、
かなり速く進むことができるようになります。
そこまでいくのはなかなか難しいですが、
そんなところも目指してやってみてください。
