脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上を目指すこどもプラスです。
子ども達の運動能力は、二極化が進んでいます。
スポーツクラブや習い事などで週に何日も練習をしている子、
まったくやっていない子ではやはり体力や持久力、筋力で差が出ます。
しかし、幼児期の運動は特定の運動だけをやっていくのではなく、
多種多様な動きが体験できる「運動あそび」が最も適しています。
いろいろな体の動かし方、感覚を遊びながら身につけていきましょう。
柳澤運動プログラムの「両足サルキック」をご紹介します。
鉄棒の逆上がりにつなげるための遊びです。
まずは鉄棒に捕まってぶら下がりますが、
脇を締めて、腕を曲げた状態でぶら下がれるようにしておきましょう。
脇を締める意識付けをするためには、
脇に「魔法のノリ」を塗ってあげるのもおすすです。
実際は何も塗りませんが、「先生が魔法のノリを塗ってあげるね
と言って脇を触ってあげると子どもも意識がしやすくなります。
ぶら下がったら、鉄棒の前に目標物を出しておき、
子どもは両足をそろえて目標物をキックします。
キックする時はしっかり足を伸ばして揃え、
足の指先に力を入れて指先からキックするようにします。
両足をくっつけて動かすことで下半身が一体化するので、
力に伝達がスムーズになり、身体地図を広げることもできます。
また、足を閉じることで足の内側の筋力が発達します。
これは、椅子に足を閉じて座るために必要な筋力なので、
日ごろから刺激して育てておくことで、
良い座り姿勢を保つこともできるようになってきますよ。
