脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上を目指すこどもプラスです。
子ども達に、器具を使った運動あそびを提供する時には、
子どもの体に合ったサイズの器具を用意することも大切です。
鉄棒では、鉄棒の前に子どもが立った時に、鉄棒が子どもの胸辺りにきて、
捕まって跳び乗ることができる高さを選びます。
年少児などで難しい場合には、遊びの種類によっては巧技台を置いたり、
鉄棒にゴムチューブをつけて足を乗せられるようにしたり工夫しましょう。
ただ、ぶらさがり遊びは別です。
ぶら下がりの場合は高い鉄棒の方が難易度が低くなりますので、
初めは高い鉄棒を用意して遊ぶようにしてください。
運動あそびプログラムの「ターザン」遊びをご紹介します。
鉄棒の真ん中に折りたたんだ縄をくくりつけ、下につかないくらいの長さにします。
縄は縛るだけでは取れてしまうので、折った縄の輪っかの中に反対側を通して、
取れないようにしてください。
そうすると、ぶら下がっている部分に輪っかができた状態になるので、
そこに足をかけて両手で縄をつかみ、ターザンのようにぶらさがります。
ぶら下がれたら、そのまま体を前後に振ってみたりしながら、
子ども達にぶら下がることを楽しんでもらいます。
この遊びで、腕を曲げて体を引き付ける腕の力が養われます。
バランスをとるための腹筋背筋も刺激することができるので、
小さいうちからこのような遊びを取り入れ、
自然と力をつけていくことが、子どもの成長発達を助けることにつながります。