脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上を目指すこどもプラスです。
跳び箱の開脚跳びを達成するために、運動あそびプログラムでは
カエル跳び、ウシガエル跳び、跳び箱への跳び乗り、そして跳び越しというように
ステップアップして進めていきます。
これらのステップを踏むことで、確実に必要な力を身に付けながら
スムーズに開脚跳びを達成することができます。
まだ十分に力が備わっていない子が跳び箱を跳び越そうとすると、
やはり怪我につながりやすくなってしまいます。
中でも手首の捻挫をしてしまう子の多くは、手をつく位置に問題があります。
両手を跳び箱の離れたところについてしまっていると、
跳んだ時に足がひっかかって手の上に乗るような形になってしまうので、
手首の怪我が起こりやすくなります。
手は、必ず跳び箱の前方中央部分に、指が前にはみ出るくらいの位置に
つくようにすることが大事なポイントです。
そうすると、もし手の上に体が乗ってしまっても
手が跳び箱から滑り落ちるので手首を守ることができます。
他にも跳んだ時に手の上に乗ってしまいやすくなる原因として挙げられるのは、
手をついて跳んだ時に、前方ではなく真上にジャンプしてしまうことです。
上に向かってジャンプしてしまうと、当然その角度で落ちてくるので
手の上に乗りやすくなってしまいます。
上ではなく、前方向に跳ぶことが意識できるように、
手をついたら1歩後ろに下がって、膝を曲げて後ろに引きつけてから
「1,2の3」で前に跳び出すような練習がおすすめです。
子ども達は、怪我をしたり痛い経験をすると嫌になってしまうので、
正しい練習方法と危険予測で怪我を予防しながら、安全に遊ぶことが大切です。