脳科学で子どもの学力・体力・運動能力の向上を目指すこどもプラスです。
脳の前頭葉という部分は、集中、想像、抑制、判断など
生きていくために必要なとても重要な能力を司っている場所です。
ADHDなどの発達障害では、この前頭葉の働きが弱いことが原因と言われています。
前頭葉を活性化させるためには、ドーパミンなどの神経伝達物質が必要です。
これは、楽しいことや好きなことをしている時に多く分泌されます。
楽しく身体を動かす運動遊びで、運動能力も脳力も育てることができます。
運動遊びプログラムの「ラッココースター」をご紹介します。
まずは子ども達に2人一組になってもらいます。
1人がラッコ役で床に仰向けになり、ひざを曲げて足を少し持ち上げます。
もう1人は引っ張る役でラッコの子のひざの裏に手を回して
足をしっかりと持って後ろに引っ張ります。
ラッコ役の子は頭と背中を少し浮かせてあげると、
引っ張る子の負担が減り、進みやすくなります。
引っ張る子も急に強く引っ張ったり、急に手を離したりしないように
お互いに相手のことを考えながら協力して行うことを大切にしましょう。
2人組みで行なう遊びは集団遊びの基本になります。
相手を意識した活動で、子ども達の社会性やコミュニケーション能力も養い、
生きる力を育てていきたいと思います。