私たちが生きていくのに必要な社会性、判断力、記憶力などの力は
幼児期から身につけていくことが大切です。
ただ、お勉強のようになってしまうと
子どもはおもしろくないのでなかなかやってくれません。
あくまでも、遊びの中で力を育てていけるようにすることがポイントです。
今日ご紹介するのは「配達ゲーム」です。
複数の物を用意し、並べておいておきます。
指導者が何を持ってくるのか指示を出すので、
その指示に合う物を選んで持ってくるゲームです。
最初はイラストなどで示しても良いですが、
だんだん言葉のみの指示にしていきます。
言葉もいろいろな表現を使って子どもに考えさせるようにし、
語彙力や認識力、イメージ力も養っていきましょう。
例えば「赤くて、頭にかぶるもの」「細長くて字や絵を書くもの」
など、だんだん指示の内容を難しくしていきましょう。
指示されたものが何か理解して共有すること、
出された指示を覚えていて、きちんと持ってこられること、
お友達と競争することで、勝ち負けを理解し社会性を養うことなど
遊びながら複数の力の刺激ができます。
このような、体の動きと考えることを同時に行うようなものを
日常的に取り入れることで、能力アップが期待できます。