佐久市の事務所より。
いや~終わった終わった。
ホッとしました。緊張しすぎて日曜日は、ぐったりでした。
嫁とクッキー作りをしてまったり過ごしました。
12月1日に初知識セミナーを開講する事ができました。
今回は、知識セミナーと言うことで9:30~15:00までの講演と言うことで、自己最長記録を更新しました。
今までは、2時間程度の講演が多かったのですが、このような長丁場は、初めてだったため、
○はたして時間が持つか・・・。
○参加者の方の満足がいくものができるのか・・・。
○あの方が来場されるが、意識を保っていたられるか・・・。
様々な緊張と葛藤の中、1日の計画を持たせて頂きました。
会場に到着するとトラブル発生!!!
昨日の練習までご機嫌で動いていたプロジェクター君がソッポを向いてしまったのです。

苦渋の決断でホワイトボードを急遽利用しテキストページを参照しながら進めさせていただきました。
なお、プロジェクターが映らなかった原因は、接続コードの老朽化でした。
午後は、新しい物に作り変え無事に移りました。
セミナーの冒頭は、朝一で集まってもらった皆さまの脳を柔らかくするべく、サイレントゲームを行いました。言葉、書くことは禁止をして県別で集まってもらいました。
なんと、初回にして1発成功!!
長野県 ・ 新潟県 ・ 滋賀県 ・ 東京都 と実に多県からお越し下さったのです。
会場の空気も和やかになったところで、早速お勉強開始です。

まずは、柳沢運動プログラムの理論から解説です。
○柳澤教授が、子ども達の異変に気付いたきっかけ
○そこから始まった仮説と実験(GO-NO/GO課題実験)
○分かった事(幼児期の運動の重要性)
○実際に子ども達の遊びや生活が変化してきている
○その結果、運動量が減少しコミュニケーション機会の減少→人と関わる力(前頭前野)の弱体化 →だから子どもには、運動が必要!
写真は、前頭前野の機能と子どもの発達を説明するための遊びです。

しかし、いくら運動が必要だからと言って運動=体育的な考えになってはいけません。
なぜなら、保育園はそれだけではいけないからです。また、子ども達が生活している中でも「運動」は存在しています。それも年齢によってどんな事ができるのか、などを知ることでより具体的な運動支援が可能になります。
☆食事中の運動
0歳児からの食事と運動と脳機能について
☆身辺の自立
身辺の自立と運動と脳機能の関係
☆睡眠の重要性
ここがダメなら全て狂う!睡眠の重要性
をお話しさせて頂きました。
趣旨としては、
遊びに必要な機能も生活に必要な機能も共通している
ということをお話しさせて頂きました。
保育経験ベテランの方や幼児教育関係者には、「こんなこと、とっくに知ってる!」とお叱りを受けてしまうかもしれませんが、ここを語らずして柳沢運動プログラムは、語れないためあえてお話しをさせていただきました。
幼児期運動指針に明記されている
「多様な運動」はこの要素にあるのです。
よってこれからの幼児期の運動には
☆従来のように運動・体育=身体を強くする・精神力を鍛える ではいけません。
☆運動=遊びと生活に必要な能力を身につける ことが重要なのです。
care & education の一体化された運動遊びが必要さのです。

では、保育園・家庭では、どんな遊びの要素、生活の要素があるのか参加者様に書きだしてもらう事にしました。
そして分類が始まります。
運動に縛らずあらゆることを書き出してもらいました。
そしてそれらの要素から、発達に必要な事を抽出したり、
○家庭でしか出来ない事
○保育園でしかできない事(より専門性の高い物)
○保育園、家庭のどちらでも出来る事
と分類しこれらの事柄をどう取り扱えばより子ども達の成長になるか考える企画をしました。
その時、
・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・
・・
・
ガチャッ!!
ドアを開けて柳澤秋孝教授が登場されました。
いや~私の顔がよほど緊張していたらしく、柳澤教授が席につき話しの続きをしようと思ったら皆さんに笑われてしまいました。
このような企画をしてお昼タイムになりました。

午後一では、柳澤教授のお話しをしていただくことになりました。
運動保育士会ができた本当の理由・・・
柳澤教授が、この幼児運動学をしようと思ったきっかけ・・・
運動保育士会へ期待する事・・・
これを聞けば、意外な新事実が明らかになります。
多分、この「意外な事実」は、セミナーに参加した人しか知り得ません。
しったら別の意味で驚きます(笑)
もし、許可が降りたらこの重要な部分を動画にしてお届け致しますね。

その後、柳沢運動プログラムを取り入れている箕輪町の全国体力調査の比較を行いました。驚くことに箕輪町で初めて柳沢運動プログラムを受けた子ども達が、小学校5年生になった時の計測を見ると、運動能力が遥かに高くなっていたのです。また、運動能力が「低い」と判断される子どもも劇的に少なくなっていることが分かったのです。
また、運動能力と学力は、比例していることなどより運動遊びの可能性を教えていただきました。
柳澤先生、お忙しい中来場していただき本当にありがとうございました。

その後、休憩をして柳澤教授との記念写真やらサイン会など大いに盛り上がりました。
再び柳澤教授から宮沢へバトンタッチしていただき子ども達のストレスレベルの話や日常の中でどう60分間の運動を確保するかお話しをさせていただきました。
また、チェックシートを配布し使用方法、シート以外のチェックするべき事などのお話しをさせていただきました。
一部として
○静止する事を知っている?
○どんな未満児だった?
○骨格は大丈夫?
これらが子どもの発達と集中力にとても深く結びついているのです。
最後は、特典配布です。参加者3名に集まってもらい10秒で全員に配布してもらう術を作戦会議で考えていただきました。
そして無事に第1回目知識セミナーは終了したのであります。
このセミナーを通して感じた事は、まだまだ伝えきれない部分や細かく説明しなければいけない所が多々あることを痛感しました。
次回は、これを細分化しより密度の濃いピンポイントに絞ったセミナーの計画をしたいと思います。
今回、参加して下さった皆様の温かな応援のおかげで1日を実施することができ本当に感謝しております。
今後も運動保育士会では、様々な取り組みにチャレンジをします。
もし、こんなことが知りたいなどありましたらお気軽にお声掛けください。
また、あなたの地域でも場所さえ押さえていただければ企画することは可能です。
それでは、また明日のブログでお会いしましょう。
↓これは柳澤教授を囲み全員で撮った集合写真です^^
