
子供たちが幼児期に身につけるべき力として、私は三つの力を提唱しています。
まずは支持力といって、腕で体を支える力です。
跳び箱を跳ぶとき、側転をする時などに使うこの支持力ですが、
現代の子供はとても弱くなっている力です。
生活が洋式化して、腕をつくという機会が少なくなっているので、
子供たちはそれによって、顔などに大きな怪我をしてしまいます。
例えば歯を折ってしまうとか、ほっぺたや顎を強く打って切ってしまうなど
昔ではあまり見られない様な怪我が増えてきました。
その大きな原因の一つとしては、この支持力というものが身に付いていないことなので、
是非この支える力というものを付けて下さい。
次に懸垂力といわれる、ぶら下がる力ですね。
このぶら下がる力は、鉄棒で逆上がりをするときにとても使われる力ですが、
ぶら下がる力がない子供というのは当然逆上がりが出来にくい、
逆上がりをやろうとした時に腕が伸びてしまう、
そうすると子供はどうなるかっていうと逆上がりが苦手になるのです。
逆上がりは小学校に入ってからのテスト科目であります。
運動を嫌いになる人の多くは逆上がりが出来なかった、
テストの時にやらされて出来なかった、というトラウマティックな思いから
運動嫌いになってしまうことも多いので、是非この懸垂力を育ててあげましょう。
そして最後に跳躍力です。
大縄跳びとか単縄跳びといった、縄跳びに主に使われる跳躍力です。
ジャンプをする力ですが、やはりこれも運動嫌いになってしまう理由の
一つとしてあげられるのです。
大縄跳びクラスマッチなんかでやった思い出があると思いますが、
クラス全員で跳んでいると、やはり引っかかってしまう子は結構特定されてきます。
そうするとクラスの他のお友達から、あの子が失敗したから跳べなかった
なんてことを言われたりします。
そうすると跳べなかった子は物凄いショックで、
やっぱりそれが原因で運動を嫌いになってしまったりするので、
この跳躍力というのも、是非積極的に力を養ってあげて下さい。
今 挙げた支持力、懸垂力、跳躍力。
この三つの力を育ててあげると子供たちは跳び箱が上手に跳べて、
逆上がりが出来るようになって、大縄跳びも出来るようになります。
そうすると子供社会にとってこれらの動きが出来ることは物凄いステータスになる。
その結果、自信がつく。
自信がついたというその思いは、運動の場面だけではなくて、
その子の自己肯定感であるとか、先々のいろんなことに対するやる気や頑張り
というところにつながってきます。
そのようなことを踏まえて、是非この三つの力を育ててあげましょう。
支持力、懸垂力、跳躍力。
具体的にどのように育てるか、年齢ごとにあった動きというものは
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